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夏休みにプロのアナウンサーが教える 朗読ことば劇場

2014年01月18日 20:13 by 匿名
2014年01月18日 20:13 by 匿名
協働提案事業レポート
夏休みにプロのアナウンサーが教える 朗読ことば劇場
 
実施団体 NPO法人国際朗読ことば協会
担当部局 教育委員会事務局図書文化財課
 
実施までの経緯
現在、子どもたちは携帯電話やインターネットなど、本以外の多くの情報媒体に囲まれています。子どもたちの「活字離れ」や、「国語力の低下」が心配される中、「自分の意見を整理して話す力」「口頭で表現する力」をどのように学ぶかが大きな課題となっています。
区内に3カ所ある図書館でも、子どもたちの読書意欲を高めるようなプログラムを実施していますが、更に魅力的で新しいプログラムを求めていました。
協働事業に提案したNPO法人国際朗読ことば協会は、プロのアナウンサーや元小学校教諭、朗読インストラクターなどの指導のもと、子ども達も読み合うワークショップを実施しています。
今回はこのワークショップ形式によって、子ども達に表現力・読書力を向上する機会を提供する「朗読ことば劇場」を開催しました。

 
楽しく表現力・読書力をアップする体験型 ワークショップ
第1回(7/27)「ことば遊び、早口ことば」
 
小学校1~3年生を対象に夏休みの期間に2回に分けて開催した「朗読ことば劇場」。

7月27日の第1回では、子ども達に楽しく朗読してもらうために、表現する力を自然に学ぶことをテーマとし、小学生41名が参加しました。小学校低学年ということで、保護者の方と一緒に参加した子どもが多くいました。
まずはじめに朗読のウォーミングアップとして、元小学校教諭で、ことばの先生として講演をされている長籐謙三先生による「ことば遊び」や「早口ことば」が行われました。
最初は恥ずかしそうに声を出していた子も、楽しみながら声が段々と大きくなり、互いの息が合って声出しが熱を帯びていく様子は、後ろで見ている保護者や関係者の大人たちも引き込まれるものが有りました。その後、声を出す楽しさを体験した子ども達は、学年ごとのグループに分かれて課題図書の朗読練習を行いました。ウォーミングアップの効果もあって、子ども達は、課題図書を1人でも大きな声を出して朗読していました。時折インストラクターから「そこはもっと楽しそうに。例えば大好きな食べ物がでてきた時に、"おいしそ~”って言う時みたいに」などと、気持ちを込めた表現のアドバイスに、子ども達は"嬉しい”という気持ちを目一杯に出して朗読していました。
声を出し、時折体を使いながら表現する姿をみていると、読書は良い本を読ませるだけではなく、読み方を楽しく教えることも重要であることを強く認識しました。

第2回(8/24)「グループごとに朗読発表」
第2回では、グループごとに朗読発表を行いました。前回から約1ヶ月をおいて開催されましたが、子ども達にはその間、課題図書を自宅で読んでどんな気持ちになったのかを感じてもらうための宿題が出されていました。
団体の朗読インストラクターを見るなり駆け寄って「練習してきたよ、聞いて聞いて」と自分から進んで読み始める熱心な子どももいました。
前回好評だった、ことばの先生、長籐先生と一緒に読み合いです。2回目とあって子ども達からも内容につっこみが入るなど、楽しいウォーミングアップとなりました。その後は発表前の練習です。欠席の子の読む予定だった担当部分を、同じグループの子がフォローして代わりに読むなど、集団への思いやりも芽生えているようでした。
今回は発表会も兼ねていたので、お父さん・お母さんだけでなく、おじいちゃん・おばあちゃんも参加され、全体で82名が集まりました。お父さん達は、我が子のイキイキとした表情の朗読発表の姿を逃すまいと、写真やビデオ撮影を担当。
発表後の、朗読をやってみた感想を話す読後スピーチ会を行いました。参加した子ども達の姿を見ると、表現力だけではなく、人前に出て発表する自信が付いたようでした。
最後に、団体から朗読の披露と蔭山武人理事長による朗読を楽しむミニ講座が行われました。素晴らしい朗読に、保護者の方も頷きながら聞き入ってました。
終わった後の子どもたちの達成感に満ちたホッとした笑顔がとっても印象的な朗読ことば劇場でした。
 
 
NPO法人国際朗読ことば協会
2000年設立。元NHKアナウンサーを中心に、「朗読・ことばの力で社会を明るく、読み手も元気に」をモットーに楽しく、朗読・読み聞かせを「幼稚園・小学校・高齢者施設」などで活動している。
公式サイトはこちら



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