中央区の社会貢献活動をつなぐ「協働マガジン」

心臓が原因の突然死が年間6万件、一日に170人が亡くなってます。ところが日本の救命率はわずか8％です。救命率は倒れて最初の5分で決まります。しかし119番通報から救急隊の到着まで8分以上かかる今、誰かが5分間に処置をすれば救命率は上がるのです。誰が？一般市民による救急救命処置が必要なのです。消防や日赤などで、年間200万人以上が救急救命講習を受けています。でも8％です。救命の知識があってもいざとなると、行動ができない。現状の教育システムに問題点を感じて、マンツーマン指導や遭遇しそうなシナリオによる実践教育で、知っている人ではなくできる人を育成し、「市民の手で市民を守る」ネットワークの構築を目指しています。

「中央区の森環境ふれあい村構想（※）」の実施プログラムを、区と檜原村と一緒に考えてきた区民委員が中心となり2013年4月に設立しました。私たちが感じた「中央区の森」を含む檜原村の素晴らしさを広く区民の方に知っていただきたく、区と協定のもと活動しています。

「中央区の森」や木製品の素晴らしさを知ってもらうためのセミナーの開催、植樹や間伐などを体験しながら檜原村の方々との交流を図るツアーの開催のほか、間伐材の普及に向けたアイディアを区民から募集し、試作品を作ることで区民・事業者・区の関係部局に働きかけていきます。

（※）「中央区の森環境ふれあい村構想」

区が地球温暖化対策として実施している「中央区の森」事業のひとつです。

以下の事業を行い、地域社会の雇用の安定や企業における人材活性化の支援を行い、地域経済の発展に貢献することを目的としています。

・失業者や転職希望者には就職支援、転職支援のための個別相談や研修の実施。

・仕事をめぐる環境は変化しています。これまでの仕事を続けていくわけにはいきません。充実した働き方を目指す人々のためにキャリア研修や個別相談を行っています。

・企業にとっては人材の活性化が急務です。従業員のためのキャリア開発研修による従業員モラールの向上の支援をしております。

・将来自分がどんな職業に就くべきかを早くから考えるためにキャリア教育（出前教育）を行います。